9月に入ってから、AIで見つけた薬のニュースが続きました。Insilico Medicine という会社が、AIを使って見つけた肺の病気の薬 rentosertib について、中国で第3相試験に入ったと報じられています(出典: Dealroom.co「Insilico Medicine’s AI-discovered lung drug enters Phase 3 trials in China」)。同じころ、ノボ ノルディスクが Anthropic と組み、Claude を創薬に使うという発表もありました(出典: AIwire「Novo Nordisk and Anthropic Partner to Advance Drug Discovery with Claude」)。
私は皮膚科の外来で薬を処方する側で、薬を作る側ではありません。それでも、この十年ほどでアトピー性皮膚炎や乾癬の治療薬は次々に増え、診察室で示せる選択肢そのものが変わってきました。新しい薬のニュースには、どうしても身を乗り出してしまいます。
ただ、見出しだけを読むと誤解しやすいところがあります。「AIで開発が速くなった」と言うときに速くなったのは、多くの人が想像するより前の工程です。
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