てんかんの発作検出AIに、患者さんが「本当・誤り」と答える試み

てんかんの発作を見つけるAIは、発作でないものまで発作として知らせてしまうことがあります。誤警報が多いと、知らされる側は通知を信じなくなります。2026年10月13日に Nature Medicine に出た論文は、この誤警報を減らす材料に、患者さん本人の返事を使いました。

入院中の患者さんは、AIが発作を見つけたという知らせに、スマートフォンで「本当」「誤り」「わからない」と答えます。その返事で検出器を学習し直すと、誤警報は80.9%減りました。ただし、これは集めた記録で後から試した模擬の結果です。入院中に患者さんの前で動かしたのは、元の検出器だけでした。私がこの論文で一番おもしろいと思ったのは、AIの間違いを正す材料が、患者さん本人の「いまのは違います」という返事だった点です。

仕組みを試した患者さんの中には、研究チームから勧めたわけでもないのに「これを家に持って帰れませんか」と聞いてきた人が何人かいたそうです。研究チームの一人、ペンシルベニア大学の大学院生 Zack Goldblum さんは、研究者にとってこれほどうれしい反応はなかなかないと話しています(出典: Medical Xpress「Patients engage with epilepsy monitor in real time, improving seizure detection」)。

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