9月28日、伊那中央病院の倫理講演会で、オンラインで1時間ほど話しました。生成AIの便利な使い方のあとに、論文や学会発表で使うときの決まりにも触れました。その日いちばん強調したのは「使ったら開示する」です。AIを使ったら、使ったと書く。たいていの出版社がそう求めていて、隠すほうが今はよくないとされている、という説明でした。
それから10日ほどたって、Google アラートで届いた記事のタイトルに目が止まりました。
「AI in Medical Writing: Why JACC Does Not Require Disclosure」(出典: JACC Journals「AI in Medical Writing: Why JACC Does Not Require Disclosure」)
JACC は米国心臓病学会の学術誌です。訳すと「医学論文の執筆とAI JACCが開示を求めない理由」。このタイトルは、私が講演で話した内容と逆のことを言っているように見えます。少し焦りました。
ただ、読み進めるうちに、開示するかどうかより大事なことがある、と私は考えるようになりました。AIを使ったと書いても書かなくても、論文の中身に責任を持つのは著者です。論文に開示の一文を書いても、著者の責任は少しも軽くなりません。
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